読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はちどりわ〜るど

それでも自分の人生に満足してるその辺によくいる外資系会社員 20代にてガン宣告。手術・抗がん剤を経て「若年性がんサバイバー」1年生。/ 「毒親サバイバー」/「性暴力サバイバー」/準ミニマリスト/日々色々勉強中 ブログで自分の幸せ&社会の幸せを考えながら生きるヒントを綴ります

DeNA事件【検索エンジンが資本主義に負けた】そして【日本語という言語がインターネット社会で負けた】ということ

こんにちわ。ハチドリちゃんは、元若年性がん患者です。先日の私の記事

【問題はウェルクだけではない】医療知識ゼロのその辺にいる元がん患者が伝えたい「ネット上の医療デマ」

を様々な人がシェアをしてくださいました。

ネット上の医療デマで苦しんでいる人は確かに存在しており、少しでも人々のためになればと思い綴っています。

さて、はてなブログ上でも話題の記事("mediologic"を運営されている、タカヒロノリヒコさんの記事)を読みました。

今回私は、この記事に1点「日本語という言語がインターネット社会で負けた」ということを、付け加えたいと思っています。

※ちょっと待って!日本”ディスり”じゃないよ!

Google自体はとても頑張っている

このお話をするため、(がん)"Cancer"とGoogle USAにて検索をしてみます。

その結果のスクリーンショットはこちらです↓

f:id:Hachidori:20161212120140p:plain

 

まず、赤い矢印が示しているのナレッジグラフ*1カードですが、これは、医療情報のナレッジグラフ(もちろん、編集不可)です。

の枠は、歴史・高い信頼性・高い実績がある、がんに関する研究組織「フレッド・ハッチンソン癌研究センター」の広告です。

の枠は、”アメリカ国立衛生研究所”による、患者のためのサイト”MEDLINE”と医療ポータルを経営するWebMDの記事です。

の枠は、非営利団体である、アメリカがん協会のサイトです。

 

Googleの公式ブログ上の2015年2月10日の記事に、「基礎的な医療情報のまとめをGoogleの検索結果上に、ナレッジグラフとして表示できるようにしたよ〜☆」と発表しています。

 

以下、この記事の重要なことを抜粋して、訳しました。

 

①”Googleでよくある健康状態を検索すると、ナレッジグラフから関連する医療情報を手に入れることができるようになります。”*2

 

②あなたが、Googleの検索結果から基本的な情報を入手した後は、ウェブ上にある、他のサイトでより多くの調査を行うこと、医師に相談するための質問をすることが、もっと簡単に行うことができます。*3

 

→ここ重要だと思います。

Googleから基本的な情報ゲットできる。それによって、あなたの”調べる”という労力が減ると記載してあります。

つまり、Google本体から得られる情報は基本的なことのみだよということです。

 

③これらの医師、ウェブ上にある信用性の高い医療情報源から収集された、現実的な臨床知識を代表する、すべての事実と情報の正確さは、Googleとメイヨー・クリニックの医師が確認済です。*4

→”収集された情報”とのみ記載するのではなく、”収集された事実と情報”と記載するGoogle側の誇り高い姿勢を感じます。

→そして、その事実と情報は、Googleのメディカルチームの医師だけではなく、メイヨー・クリニックの医師によって、監修されています。

※メイヨー・クリニックとは、”世界的に最も優れている医療機関の一つ”といわれる、高いブランドを持つ医療機関。メイヨー・クリニックも、Googleとタッグを組んだヨ☆という記事を発行しています。*5

 

例えば、医療情報のナレッジグラフカード上の、”肺がん”をクリックしてみます。

すると以下のスクリーンショットのように、

ビジュアルで身体のどこの病気かがひと目で分かるだけではなく、症状、治療方法、統計、リソースの明記、関連性のある病気名が明記されています。

 

f:id:Hachidori:20161212121454p:plain

 

そうです。Googleは、根底にある行動規範:”Do the Right Thing" =”正しいことをやる”を忘れることなく、本当に頑張っているのです。

ちょっとまって・・・でも、

” ウェブ上にある信用性の高い医療情報源”が、日本では見当たらない?という点です。

正しくは、下のタイトルとなります。

信用性が高く、”痒いところに手が届く” 医療情報が日本にない

DeNAの南場さんが、記者会見で以下の通り話されました。

基本的には、家族の闘病が始まった時から、インターネット情報を徹底的に調べまして、インターネット上の情報がそれほど役に立たないとか、その先にガンに効くキノコとかそういう話が出てきて、信頼できないと2011年時点で思いまして、私の情報収集は論文と専門家からのレクチャーを受けるということを中心にしていました。

引用元:DeNA南場氏「経営者として非常に不覚だった」WELQの記事内容とネット上の医療情報について回答 - ログミー

この点についてだけは、私は南場さんと手を取り合って、「だよねぇ!?」って”女子トーク”しながら、キャピれる自信があります。

私もですねぇ・・・ガン宣告を受けてからというものの、血眼になってインターネットで調べたものです。

患者さんの闘病ブログの「今までありがとうございました」という”最終更新”に震え、

がんサバイバーの、「”余命◯ヶ月”や”生存率0%”の私が試した◯◯の方法」として、

力強い人生の感動メッセージと共に、"人助け"という表向きのお面をつけ、名声やお金もうけを企む方々や、

南場さんと同じく、ガンに効くキノコに怒りを覚えました。→【冗談は製品名だけにして】【シイタゲン】企業倫理を問うべく、小林製薬のカスタマーセンターに問い合わせてみた 

 

そんな私が、”運良く”行き着いたのは、”リソースがしっかりしている”、つまり科学的な根拠がある海外のウェブサイトです。

日本でしっかりしているウェブサイトがないわけではないのです。

以前のわたしのこちらの記事→医療知識ゼロのその辺にいる元がん患者が、日本全国に伝えたい大切な3つこと 

でも以下の通りお話しましたが、

信用出来るがんの情報サイトはあります。

逆に言えば情報元がしっかりしている信用できるサイトの運営元が、SEO対策をしっかりする必要があるのかもしれません。

 日本の信用できるサイトの運営者が、SEO対策をしっかりするという点にて、

マンパワーが明らかに足りていない点は、今回置いておいて

日本の信用できるサイトでは、痒いところに手が全く届かなかったのです。

アメリカでは、こちらの記事によると、

”internet-assisted hypochondriacs”がおきているとあります。*6

これは、”インターネット上の医療情報をみて、「え!?私も◯◯が痛いから・・私は、もしかしたら、◯◯という大病かも・・・」という

度を越した心配性” になってしまうということで、

この人々の心理を利用して、デタラメを書きお金設けをしていたのが、ウェルクやMery等のキューレーションサイトであり、

私のこちらの記事でも紹介した、リソースを確認せず、”がんに効く”という記事を発行した、マカロニ”や、雑な記事ばかりの、”いしゃまち”、”がんになったら読むマガジン”等、

上記だけではなく、多くの情報サイトが、信用できません。

 

現役医学生の方が

個人的には医療キュレーションサイトなんてなくて良く、しっかりとした医療サイト(病院、学会、家庭の医学など)で分かりやすいページへの疾患や病態別のリンク集があれば十分だし、よっぽど有用だと思っています。

引用元:医療キュレーションメディアについて - 動き出した象を追いかけて

 と仰っていて、大方同意なのですが、”しっかりした医療サイト”は、痒いところまでには、手がとどかないのですよ。

そして、”情弱”にとっては、しっかりした医療サイトを読むのはキツイことなのです。

日本語が完全に障壁となっている

ご存知の通り多くの学術論文は、英語。

そして世界の共通語は残念ながら、日本語ではなく英語です。

そのため、どうしても私達日本人は、この日本語という言語が、障壁となってしまいます。

「英語なんて、使わなくてもやっていけるしw」とたまにネット上でもみますが

極論ですが、確かに”個人レベル”では、その通り。やっていけます。

やっていけるくらい、日本は素晴らしい力を持つしっかりとした国なのです。

 

アメリカがん協会のページにアクセスすると、スペイン語の横に

"Asian & Pacific Languages"  = ”アジア太平洋の言語”と選択できます。

f:id:Hachidori:20161212132940p:plain

 

それを押すと、左上からベンガル語、韓国語、中国語、ウルドゥー語、ヒンディー語、ベトナム語と言語を選択できます。

f:id:Hachidori:20161212133351p:plain

ここに、「日本語」という言語の選択はありません。

日本の現在のがんに関する医療は、

アメリカの力がなくともやっていけるくらい、素晴らしい力をもっていることの証明とも言えるかもしれません。

 

数々の学術情報・医療情報の共通言語は、多くの科学研究は、英語にて執筆されています。 

それらを翻訳者により意訳することなく、

”公正に翻訳する”ことがどれだけ難しいかは、今の日本のインターネット社会をみても分かることです。

悪質な広告に対し、私達ができること

Googleに”Googleポリシー”に違反している広告を通報する

Googleだって、完璧ではありません。それを彼らも理解しており、

Google のポリシーに違反する広告が審査前に掲載されることのないよう配慮しておりますが、広告によっては審査前に Google に掲載される場合もございます。

とあります。

こちらからGoogleに、Google のポリシーに違反する広告を通報することができます。

Googleの広告に関するポリシーはこちら

悪質な広告を見かけたら、通報したいところです。

あやふやなものは、”ネット界の賢い人達”に聞いてみても良いかも(迷惑・・・)しれないですし、

そもそもGoogleが判断してくれることでしょう。

ブロガー達が出来ること

”世界的に最も優れている医療機関の一つ”と言われている、メイヨー・クリニックのサイトを見ていると、広告が出現します。

その広告の下には、

訳すと「メイヨー・クリニックは、いかなる企業や製品を支持していません。広告収入は、私達の"営利目的ではないという使命”を支えています。」 とあります。

f:id:Hachidori:20161212142512p:plain

※楽天市場の広告がこのメイヨー・クリニックに出現することや、楽天市場は全く悪くありません。

私のブログも、アフィリエイトを導入しています。

抗がん剤によって脱毛が始まる人々に、

安くて良いウィッグを紹介するための広告枠を、別途作成していますが、

それ以外には、

「ここに表示される広告に関しては無関係です。広告収入は、ドメイン維持費代に割り当てられます。」

と追記しようと思います。

※「がん」で検索して、私のブログに行き着いた人達に

フコイダンやら、キノコやらの、悪質な”最新医療”の広告やらを見せないように

見つけたら、ブロック設定していますが、限界・・・。

私達の”正しいことをしようとする思い”は負けない

「検索エンジンが資本主義に負けた」にて、タカヒロノリヒコさんは、使用されている「資本主義」を、以下のように定義されています。

ここでいう「資本主義」というのは一般的かつ皮肉的な意味であって、行き過ぎた経済優先・企業優先・売上優先?株価優先による金儲け主義といった意味合いを含む

しかし、「私達の”正しいことをしようとする思い」

(Googleの行動規範を借りれば、”Do the Right Thing")

私達のその思い、信念は負けません。

 

”必死”な情報弱者が搾取される社会であってはいけない。

その正しい心・信念が折れてしまう社会であってはいけない。

私達の「日本」をそんな国にしてはいけないのです。

”情弱”なあなたは、一人じゃない。一緒にこの社会を生きていきましょう。 

オススメ!の記事

*1:簡単にいうと、Google独自の”知識のデーターベース”

*2:訳した部分:when you ask Google about common health conditions, you’ll start getting relevant medical facts right up front from the Knowledge Graph.

*3:訳した部分:Once you get this basic info from Google, you should find it easier to do more research on other sites around the web, or know what questions to ask your doctor.

*4:訳した部分:All of the gathered facts represent real-life clinical knowledge from these doctors and high-quality medical sources across the web, and the information has been checked by medical doctors at Google and the Mayo Clinic for accuracy.

*5:Google Works With Mayo Clinic to Share Health Knowledge - Giving to Mayo Clinic

*6:抜粋して訳した箇所:assisted hypochondriacs have been around for years now