はちどりわ〜るど

それでも自分の人生に満足してるその辺によくいる外資系会社員 20代にてガン宣告。手術・抗がん剤を経て「若年性がんサバイバー」1年生。/ 「毒親サバイバー」/「性暴力サバイバー」/準ミニマリスト/日々色々勉強中 ブログで自分の幸せ&社会の幸せを考えながら生きるヒントを綴ります

がん患者に言ってはいけない言葉【綺麗事編】

ハチドリちゃんです。こんにちわ〜。過去の記事も含め連続で、なんだか「まとめブログ」みたいになっていました。大変だった過去からようやく脱出したと思いきや、ガンになって大きな物を無くしてしまった、彷徨う小鳥「ハチドリちゃん」がピヨピヨする、【はちどりわ〜るど】へようこそ。

病気になったら「綺麗事」ってあまり言っていられなくなりますし、他人からの軽い感じで言われる綺麗事が本当に鬱陶しかったります。「がん患者に言ってはいけない言葉」とタイトルにはありますが、正しくは、「患者を励ますための善意の言葉だが、時と場合によっては残酷な言葉」です。本日はその綺麗事へ、皮肉をたっぷり込めて、記事にしてみました。(怒)

過去記事:「大切な人ががんと宣告された時、絶対やってはいけない3つのこと」

1.これだけ辛いことを経験したのだから、これからの人生は幸せでいっぱいだよ!

これは、フラれて落ち込んでいる人に「どんまいどんまい次いこ〜。いい人見つかるって!」という、「根拠のない軽い励まし」に近いです。そんな世の中甘くありません。がんになっても、宝くじが当たるわけでも、素敵なプリンス・プリンセスが現れるわけではなく、「普通の人達」と同様に電気代や家賃のやりくりをし、さらに医療費代が加わり、取るに足らない生活の悩みに加え、がん治療の後遺症に悩みながら、ほとんどの人が病気を隠して自身の努力で、必死に幸せを掴んでいくのです。

病気になったからっていって、棚ぼた的に幸せになれるわけではありません。患者にとって「世の中」はなにも変わらず、さらに余計な心配やストレスが加わる中でも、幸せを見つけていく。それは、なにもしないで得るものではなく、その人の大変な努力によって得られるものなのです。

2.世の中にはウィッグを付けて頑張っている人もいるし、がんは治らない病気ではないから!

これは、病気を経験している・いないだけに関わらず、安易に言うのは控えた方が良いと思います。

「がんは治せる病気」という言葉が世の中には既に浸透して久しく、言われなくても分かっているという前提で、残酷なのは治る/治らないかは、治療と運にかかってくるからです。ハチドリだって、絶対治るって思っています。他のがん患者さん達のことだって、絶対治って欲しいという気持ちでいっぱいです。しかし、当事者ではない人が、「病気を舐めるなような」「知ったような」ことを言う時は気をつけてほしいと思います。そして、実際当事者になってから、ウィッグを付けて頑張ることが、どれだけ大変かが分かります。

これらはよくある「当事者にしか分からない」ということで、「◯◯さんも、がんになってああやって頑張っているから、あなたも頑張れる!」というのは、時には大きな負担となりプレッシャーになります。

3.乗り越えられる人だけへ、神様から与えられた試練なんだよ。

試練といっても様々で、「自身の未熟さからくる苦しみ」だったり、「自分の力ではどうにもできない事」だったりまします。ガンや病気の場合は、まぎれもない後者であり、神からの試練でもなんでもありません。そうポジテイブに思えるようになるのは、その試練をクリアできた人達の「結果論」です。がんになるのは「その人の努力がたりなかったから」試練として与えられるのではありません。そう考えるのであれば正直、とても失礼ですよね。 

4.そのうち、今まで以上に人生に感謝できるようになるよ!この苦しみを乗り越えて学べることはたくさんあるから。

これを、言っていいのは当事者だけになります。「キャンサーズギフト」というハチドリ的に、非常に嫌いな言葉があります。ハチドリの闘病生活は、現時点(2016年現在)で半年を過ぎていますが、確かに気づきや学べたことは半年でも沢山ありました。しかし、こんなことは気づかなくてよかった。「おバカちゃん」のままでいたかったと同時に思います。がんになって「こんな事を気づくことができました!」「がんは不幸ではありません!」というのは、ガンになってしまった自分を慰める、自分を勇気づけるための言葉達ですし、ガンになったことが、幸運か不幸かでいえば、間違いなく不幸だからです。

5.◯◯ガンなら、比較的治りやすいし良かったじゃない。

”There is no good or lucky cancer. ”という言葉があります。がんはがんであり、「ラッキー」ながんなんてありません。という意味です。また、戦っているがん患者さんの中にも、「治りやすい◯◯ガン」だったらよかったのにとか「後遺症が比較的少なそうな◯◯ガン」だったら良かったのにとふっと頭をかすめることがあるかもしれません。実はハチドリもその一人です。ハチドリのバカアホ! 

おわりに

【綺麗事編】をまとめるのは辛かったです。この言葉の中には、ハチドリにとって大切な人が言った言葉も入っており、本当に心配してくれている人達が、励ますために善意で言う言葉であることは分かっているからです。しかし、ポジティブでいることは、時には無神経さに繋がります。ハチドリが励ます側に回った時に、忘れないためにもこの記事をまとめました。

過去記事もどうぞ↓

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