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はちどりわ〜るど

それでも自分の人生に満足してるその辺によくいる外資系会社員 20代にてガン宣告。手術・抗がん剤を経て「若年性がんサバイバー」1年生。/ 「毒親サバイバー」/「性暴力サバイバー」/準ミニマリスト/日々色々勉強中 ブログで自分の幸せ&社会の幸せを考えながら生きるヒントを綴ります

【ガン宣告後】心境の振り返りまとめ

こんにちわ〜。ハチドリちゃんです。
ハチドリは、現在抗がん剤治療中。昨日6回のうちの4回が終わりました。あ〜辛かった!
 
職場復帰を間近にして、色々と「心の棚卸し」を行い、復帰の準備は出来てきているのですが、これは心の傷が治ったということではありましぇん。失った機会・体の一部・体力等、失ったものを考えると、全くキリがないです。ガン宣告後の当時のメモを元に、当時の心境を振り返えってみたいと思います。困難な病気と戦っている人は、色々なタイプの方がいるにしても、多くの闘病中の方は、多かれ少なかれ似たような心境になると思われます。
 
闘病中の方、がん経験者さん、そしてそのご家族の方に少しでも、「一人じゃない」と感じることができれば、ハチドリは嬉しいです。 

 

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宣告日当日の心境

「忙しくて考えている暇があまりない」
 
ハチドリは、宣告日のことは自身の姿や行動、病院の雰囲気、着ていた洋服も、まるで映像をみているように浮かべることができます。「がん細胞は1回目の簡単な手術でまず取り切れるでしょう。心配ないでしょう〜」と言われていたので、当日、医師より伝えられる心配はそこまでしていなかったものの、椅子に座って先生が最初の一言を言う前に「あ、結果が悪かったんだな」というのが直感としてありました。
 
宣告後、涙を拭いてまずは職場に落ち着いて電話。その日のうちに会社に行き、関係者に状況を話し、今後どのようにしていくかということを伝えました。目の前には沢山のこと、仕事の引き継ぎ、手続き、新しい病院の予約や、それに向けた検査等、クヨクヨしている時間はあまりなく、とにかく目の前に積み上がったやらなければという思いがありました。
 
やはり、辛いのは宣告よりやや時間が経ってからになります。
 

宣告日から2週間以内の心境

「①パニック ②恐怖との戦い ③悪夢」
 
自分が死ぬのではないかという恐怖で、完全にパニック障害に近いものを経験しました。
大泣きして過呼吸気味。「受け入れられない」という気持ちと、なんとか希望を探そうと今後の治療について調べるほど、インターネットには悪い情報しか載っておらず、まさに恐怖との戦いです。
考えることが嫌になり、抗うつ剤を飲む→寝るを繰り返しましたが、寝ても結局悪夢をかなり見ていて、全体的に気だるい感じとなり、やる気が全くでなくなります。
医師と話す時も、上手く話すことができず、冷静になれないハチドリがいました。
 

宣告日から3週間後〜手術までの心境 

「①疎外感 ②孤独感」
 
窓の外を見て天気が良ければ、明るい日差しが入り込んできます。病気を知る前は、日差しに違和感はありませんでした。風景をみても、どこか作りものを見ているように思えます。ハチドリは閉じ込められた箱の中にいるような気がして、日差しも、明るさもとても乾いていて、どこか悲しく感じました。外を歩くと、すれ違う、何十人何百人の知らない人達を見て、私はすれ違う人を、誰一人も知らない。そして、すれ違う人達、誰もハチドリのことを知らない・・・。
 
この感覚は、しばらく忘れていた「孤独」という感情なのでしょう。
 

入院中の心境

「①痛みに耐える ②復活に向けたポジティブな気持ち」
 
手術2回と、抗がん剤投与にて、丸々2ヶ月入院していました。入院中はとにかく痛みとの戦いでしたので、とにかく痛みを無くしたい、なぜ自分がこんな思いをしなければいけないのかという、そういったネガティブな感情であふれていたのを思い出します。
また、手術後しばらくしてからは、以前の悪夢よりもかなり恐ろしい悪夢をみるようになっていました。今でもその悪夢を思い出すだけで、吐き気がします。
寝付きが悪い、寝てもひどい悪夢で数時間に何回も起きるといったことを繰り返し、心身ともに休まりません。
 
とにかく退院するために、ある一定のネガティヴな感情と向き合ったあとは、病院内を歩こう、体力が落ちているので、体力をつけようといったポジテイブな感情が生まれました。勿論、病院では、医療のプロがそばにいるため、安心感もあります。退院したいけれど、退院してやっていけるかという不安もあります。
 

退院後まもなくの心境 

「①すぐ元気になるといった錯覚 ②新しい身体と心についていけない ③焦り」
 
久しぶりに家に帰ってきた後しばらくしてからは、退院したことによる嬉しさがあるのですが、「家に戻ったら解決するのではないか」という錯覚に陥りました。病気になる前に購入した家具、物に囲まれていると、「本当は病気ではないのではないか」「目が覚めたらなにもかも元に戻っているのでは」といった気持ちになります。
そして、病気になる前のように食べたり行動したりしていると、すぐに体調が悪くなり、突発的な痛みのため救急外来にも受診したこともあり、また自信を喪失していきます。そのような自分と上手く付き合っていくといったことが課題となり、これにはかなりの時間を要します。
 

退院後〜数ヶ月経過後の心境

「①失ったものを考えて落ち込む ②人間不信 ③外部との関係の遮断」
 
少しずつ元の生活を取り戻すことができた後、考える時間が増えてくるとこれも厄介です。失ったもののことを考え、かなり落ち込んだ状況が続きます。またこの頃になると友人や職場の人達からの連絡も増え、悪気がないとしても「当事者ではない」からこその言葉に傷つき、人間不信になります。下記にもありますが外見の変化も加わることで、外に出たくない、人と会いたくない、人に傷つけらたくないといったことから、なにか悪いことをしたような気分になり、家にこもりひたすら外を遮断するという状況が続きます。
 

抗がん剤中の心境 

「外見の変化による、自信の喪失」
 
ハチドリは、現在身体の毛がありません。髪の毛はなく、眉毛は片方、まつげもほとんどありません。治療が終わったら、毛は生えてくるということは分かっていたとしても、外見が変わるということは気持ちに悪影響を及ぼします。コンビニに行くにも、ウィッグが必要になります。また、手術の傷も30cm近くお腹にあるため、気軽に公共施設に行くことも出来ず、社会復帰の妨げになっていることは確かです。
 
生きるためとはいえ、恐怖だけではなく、今の自分の心境そして、体調とどのようにして付き合っていくかという取り組み自体、「技術」です。「技術」がしっかり身につくまでに時間を要します。
 
前を向く→元気になる→体調が悪くなる→落ち込むこれを、何度か繰り返して、この暗いトンネルを抜けることができる。そう、ハチドリは自分に言い聞かせているのです。